日本貨物鉄道(JR貨物)が2月16日に発表した1月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は139万3000トン(前年同月比2.6%増)、車扱が87万2000トン(4.1%増)となった。
コンテナ・車扱の合計は、226万5000トン(3.2%増)。
コンテナは、各都道府県で発令されたまん延防止等重点措置に加え、北日本地区で相次ぐ雪害の影響を受けたものの、前年の緊急事態宣言や津軽線等が不通となった雪害の反動で、自動車部品、エコ関連物資、他工業品を除く品目で前年を上回った。
積合せ貨物は、3月および10月からのブロックトレイン運転開始等により前年を上回ったほか、化学薬品は、一部顧客の本年度からの新規区間での輸送開始等により増送となった。
一方、自動車部品は、半導体不足および東南アジアからの部品調達困難に加え、国内でのオミクロン株感染拡大に伴い各社で生産調整を行った影響で減送となった。
車扱は、石油が前年に緊急事態宣言下での外出自粛に伴い揮発油を中心に低迷していた反動により、前年を上回った。