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エミレーツ/ドバイでデュアルハブの運営再開、貨物需要増対応

2022年03月23日/国際

エミレーツスカイカーゴは3月23日、3月26日よりドバイの南側地区に位置するドバイ・ワールド・セントラル(DWC)の貨物ターミナル「エミレーツ・スカイセントラル (Emirates SkyCentral)」で、 貨物専用機の運航を全面再開すると発表した。

<エミレーツスカイカーゴの航空機>
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<エミレーツ・スカイセントラル>
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コロナ禍の影響で、エミレーツ航空は2020年4月に旅客便を一時運休した。また当時、世界各地へ必要物資や医療品を迅速かつ円滑に輸送するため、エミレーツスカイカーゴはフレイター機のメインデッキおよび旅客機のベリースペースの貨物輸送業務をドバイ国際空港(DXB)に集約した。

このほど、旅客ネットワークの運航再開および貨物輸送量の増加に伴い、エミレーツスカイカーゴは再びドバイの2つのハブで業務を再開する。今後、ドバイ国際空港(DXB)では旅客機で発着する貨物、ドバイ・ワールド・セントラル(DWC)ではフレイター機で発着する貨物を取り扱う。

ドバイ・ワールド・セントラル(DWC)の貨物ターミナル「エミレーツ・スカイセントラル (Emirates SkyCentral)」は2015年にオープンし、年間100万トン以上の貨物の取り扱いが可能。この最新鋭ターミナルは、 広大なクールチェーン(低温流通)施設に加え、EUの適性流通基準(GDP)認証を受けた医薬品専用施設を備えている。ターミナルに近接する専用駐機場は、貨物の迅速かつ効率的な輸送を可能にする。

また、貨物をシームレスに運ぶため、専用トラックが24時間365日体制でドバイ国際空港(DXB)とドバイ・ワールド・セントラル(DWC)の間を運行する。これにより、エミレーツスカイカーゴは優先度の高い緊急物資等の貨物を5時間以内に両空港間で輸送することが可能になる。

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