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日野自動車/小型バス用エンジンでも燃費性能の不正行為確認

2022年03月25日/3PL・物流企業

日野自動車は3月25日、日本市場向け車両用エンジンで認証申請の不正行為が発覚した問題で、不正行為の有無を調査中だった小型エンジン「N04C(尿素SCR)」についても、燃費測定で意図的にエンジン性能を偽る不正行為があったと判断した発表した。

なお、同エンジンは小型バスに搭載されているもので、小型トラック「日野デュトロ」や「トヨタ・ダイナ」には搭載されていない。

日野は同エンジンについて、3月4日の公表時点で実際の燃費性能が諸元値に満たないことが判明していたことから、不正行為の可能性を認識した上で調査を継続してきた。その結果、国土交通省の監査による判断を踏まえ、同エンジンの燃費測定試験で意図的に性能を偽る不正行為があったと判断した。

不正行為の内容は、認証試験の燃費測定で燃費性能が基準を満たしていない可能性を認識した上で、アイドリング時の燃料消費量について燃料流量が安定する前の測定開始といった燃費に有利な条件での試験実施や、複数回の測定結果から最も良い値を採用するといったもの。

今後の対応として、正しい燃費諸元値を確認した上で、使用過程車への必要な対応、当該車種を使用しているユーザーへの対応、税制優遇への対応を行っていくとしている。

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