日立物流は5月16日、「SSCV-Safety」に関する特許を取得したと発表した。
同社は2016年よりドライバーの事故リスク低減をめざす安全運行支援技術の検討を開始し、「SSCV(Smart & Safety Connected Vehicle)」として事業化を推進してきた。
この件は「SSCV-Safety」での3件目の特許取得となり、管理者への事故リスク通知機能においてコアとなる、必要な事象だけを通知するためのロジックに関するもの。
特許の概要のうち、発明の内容は、車両走行情報およびドライバーの体調情報をそれぞれ専用装置で取得し、装置ごとに設定されたアラームレベルに基づき、ドライバーに対して安全運転のための発報を行うと同時に、クラウドサーバで解析して危険状態を判断し、真に事故リスクが高く、危険であると判断されたときに、管理者に対して通知するというもの。
これにより、軽度の注意喚起レベルでは管理者へは通知されず、事故リスクが高いときにのみ管理者へ通知するという、レベルに応じた管理者通知が可能になる。
なお、SSCVは日立物流が提供する輸送デジタルプラットフォームで、SSCV-Smart、SSCV-Safety、SSCV-Vehicle の3つのソリューションで構成される。「物流企業の視点 + テクノロジーの力」を活用して輸送課題を解決する。
■特許の概要
発明名称:管理支援システム
特許番号:特許第7025457号
登録日:2022年2月15日
特許権者:日立物流