ジェネクストは5月16日、日本郵便と道路交通法違反検知アプリ「AI-Contact」を用いた二輪車の安全運転教育の試行・検証を開始したと発表した。
「AI-Contact」は、スマートフォンの位置情報と全国の標識情報データベースを照合させ、社用車の交通違反を可視化する企業向け事故削減アプリ。
試行・検証は4月1日~9月30日にかけて、美浜郵便局と綱島郵便局の二輪ドライバー計300名を対象に実施。「AI-Contact」アプリで業務中の走行データを取得し、データを利用した安全教育を行っているほか、実施期間終了後は、交通事故件数削減とAI-Contactで取得した安全運転教育の効果等について検証する。
<AI-Contactで局員の道交法遵守状況を確認している綱島郵便局の管理者>
両社の協業は、ジェネクストが日本郵便のオープンイノベーションプログラム「POST LOGITECH INNOVATION PROGRAM 2020」に参加したことを機に実現したもの。
日本郵便では、急加速・急減速・60km/h以上の速度を検知するテレマティクスシステムのデータを活用した安全教育を2020年から開始し、二輪車による事故防止に一定の成果を得ているものの、さらなる削減が必要と判断し、試行の実施を決定した。