サントリーロジスティクスは5月24日、物流拠点での温室効果ガス削減に向けた取り組みの一環として、フォークリフトの鉛バッテリーを「リチウムイオンバッテリー(LIB)」と「再生バッテリー」に5月から順次切替えると発表した。
これにより、2030年までの間に使用するバッテリーの製造時に排出される温室効果ガス量を3割削減できる見込み。
<豊田自動織機製リチウムイオンバッテリー「ENELORE」>
新たに使用するリチウムイオンバッテリーは、豊田自動織機製の「ENELORE」。鉛バッテリーよりも長寿命で、交換頻度を低減することができる。
再生バッテリーは、イグアス社の復元テクノロジー「MOTTA」を活用し、寿命を迎えた鉛バッテリーを再度使用可能とする。
なお、同社は2021年11月に稼働した「サントリー浦和美園配送センター」(さいたま市)でこのバッテリー施策の計画をもとに「さいたま市SDGs企業認証制度」の認証を受けている。
サントリーロジスティクスは、先端技術を活用した環境負荷の低減・物流業務の自動化・省力化による労働負荷軽減、作業効率化などを実現する「スマートロジスティクス」の取り組みを進めており、今回のバッテリー施策もその一環として実施する。