LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





東京建物/千葉県習志野市茜浜で物流施設を満床竣工

2022年08月10日/物流施設

東京建物は8月10日、千葉県習志野市で物流施設「T-LOGI習志野II」を竣工したと発表した。

<T-LOGI習志野II>
20220810tokyo 520x344 - 東京建物/千葉県習志野市茜浜で物流施設を満床竣工

<広域図>
20220810tokyo1 520x354 - 東京建物/千葉県習志野市茜浜で物流施設を満床竣工

<周辺図>
20220810tokyo2 520x354 - 東京建物/千葉県習志野市茜浜で物流施設を満床竣工

同施設は「T-LOGI(ティーロジ)」シリーズ第5弾となる物件で、国内メーリングサービス・物流サービス・人材サービス会社大手のアドレス通商の拠点として開業する。

敷地面積は9600m2、建屋は地上4階建てボックス型の延床面積2万1000m2。首都高速湾岸線を利用した都心向け配送から、東関東自動車道・京葉道路を利用した広域配送まで幅広く利用可能で、JR京葉線「新習志野駅」から徒歩圏内のため、雇用確保にも適した立地。

敷地内にはトラック車路を充分に設け、トラックが周回可能な建物配置計画と両面バースを採用したことで、通過型の荷物に対応した利便性の高い施設としたほか、1階倉庫区画の内壁を最小限に抑え、従業員の視認性を高めることで倉庫内業務の作業性向上を図っている。

<自家消費と自己託送のイメージ>
20220810tokyo3 520x212 - 東京建物/千葉県習志野市茜浜で物流施設を満床竣工

また、脱炭素社会実現に向けた取り組みとして、外構のアスファルト舗装材に廃PETボトルをリサイクルした日本道路の「スーパーPETアスコン」を採用。屋上に太陽光パネルを設置し電力を自家消費する仕組みを採用したほか、施設内で消費しきれない余剰電力を東京建物が所有する別の施設へ自己託送の仕組みを用いて送電することで、再生可能エネルギーを余すことなく活用する。

こうした自家発電・自家消費の仕組みにより、環境に配慮した施設の証である「BELS(建物省エネルギー性能表示制度)」最高ランクである「ZEB」認証と、「CASBEE」のAランクを取得している。

<エントランス>
20220810tokyo4 520x303 - 東京建物/千葉県習志野市茜浜で物流施設を満床竣工

このほか、同施設ではエントランスの緑化や、事務所で大型窓を採用し採光を確保するなど、働きやすい共用部デザインを採用。倉庫区画内ではアイリスオーヤマの人感センサー付照明「ライコネックス」を導入し、利便性の向上と省エネルギーを実現した。

■「T-LOGI習志野II」概要
所在地:千葉県習志野市茜浜3-4-3(住居表示)
交通:東関東自動車道「谷津船橋IC」1.9km、JR京葉線「新習志野駅」徒歩16分
敷地面積:9609m2
延床面積:2万1374m2
構造・階数:RC・S造 地上4階建て
竣工:2022年6月30日
【倉庫仕様】
プラットフォーム(1階):高床式1.0m
梁下有効天井高:各階5.5m
柱スパン:10m×11.55m
床荷重:各階1.5トン/m2
ドックレベラー(1階):4基
垂直搬送機:各階2基(1.5トン、最大荷姿1700W×1500L×2500H)
人荷用エレベーター:各階2基(3.5トン、3000W×4000D×3150H)
バース数(1階):25台
駐車場:普通車計33台

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース