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大和物流/富山県に1.1万m2の物流施設着工、北陸エリア強化

2022年08月23日/物流施設

大和物流は8月23日、富山県高岡市で物流施設「(仮称)富山高岡物流センター」を着工すると発表した。着工日は9月1日、竣工は2023年5月31日の予定。

<完成予想図>
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同社は、今年4月に「金沢物流センター」(石川県白山市)を開設するなど、北陸エリア(富山県、石川県、福井県)における事業基盤の強化を図っており、このほど富山県高岡市に「(仮称)富山高岡物流センター」を開発し、北陸エリアでの建材共同配送サービスの拡充に取り組む。同センターでは、建材の共同配送センターとしての運営を中心に、センターの汎用性の高さを活かした各種物流サービスを提供する。

北陸エリアは、製造業の生産拠点が数多く集積し、日本海側を代表する工業地域を有している。2024年春には北陸新幹線が福井県敦賀市まで延伸される計画もあり、首都圏、近畿圏へのアクセス向上による広域の産業振興が期待されている。こうしたなか同社は、富山県内有数の工業集積地帯である高岡市が、北陸エリアの主要都市や、東京・大阪・名古屋の三大都市圏へのアクセスに優れることから、同センターの開発を決定した。

<周辺図>
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<広域図>
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同センターは、能越自動車道「高岡インターチェンジ」から1.3km に位置し、北陸自動車道を経由することで、富山県富山市や石川県金沢市、福井県福井市への配送拠点などとして活用できる。また、北陸自動車道と東海北陸自動車道の結節点となる「小矢部砺波ジャンクション」まで15km(車で15分)圏内のため、中京圏や近畿圏との広域配送にも優れた立地となっている。

<あらゆる荷物に対応可能なハイブリッドバース>
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同センターには、建物の2面にトラックバースを設置。北側は高床式、南側は低床式のハイブリッドバースとなっており、さまざまな荷役方法に合わせてトラックバースを使い分けることができ、効率的な入出庫作業が可能だ。

同社ではこれまで北陸エリアで、金沢物流センターで建材メーカーや電気設備メーカーなどに向けた二次配送サービスや共同配送サービスを提供してきた。また、大和ハウス工業新潟工場に隣接する新潟営業所では、北陸エリアの住宅建築現場への配送サービスを行うなど、建築・建材物流事業の実績もある。今後は、同センターと北陸エリアの他事業拠点が連携することで、北陸エリアでの効率的な共同配送サービスを展開していくとしている。

■概要
名称:大和物流「(仮称)富山高岡物流センター」
所在地:富山県高岡市池田231-1他
敷地面積:1万2052.00m2(3645.73坪)
延床面積:1万1805.07m2(3571.03坪)
構造・規模:鉄骨造 地上2階建て
バース形状:北側 高床式、南側 低床式
床荷重:各階2.0t/m2
搬送設備:貨物用エレベーター2基(3.6t 1基、4.6t 1基)、垂直搬送機1基(1.5t)
環境対応:全館LED照明導入、ソーラーパネル敷設※2023年6月頃発電開始予定(総発電容量 ソーラーパネル 722.63kW、パワーコンディショナー 555.5kW、年間予定発電量 77万kWh)
アクセス:能越自動車道「高岡インターチェンジ」から1.3km
最寄り駅:IRいしかわ線・あいの風とやま鉄道線「西高岡駅」から1.1km、北陸新幹線「新高岡駅」から5.8km
着工(本体):2022年9月1日
竣工:2023年5月31日(予定)
稼働:2023年6月1日(予定)
施主:大和物流
設計・施工:大和ハウス工業
運営:大和物流

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