富士ロジテックホールディングスは9月2日、オムニチャネルコマースでポイントとなる分散在庫・BOPIS・BORISなどのフルフィルメント&リバースロジスティックスサービスをE-リテイリングシステムズの「Lexica」の基本機能を活用して強化提供開始したと発表した。
「BOPIS」とは、ECサイトで注文した商品を店舗で受取ること。「BORIS」はECサイトで注文した商品を店舗で返品できるサービス。
<Lexica」概要>
<分散在庫管理と分散出荷をシンプルに>
富士ロジテックHDは、高機能ECプラットフォーム「Lexica」を提供するE-リテイリングシステムズと、2022年以降コロナで顧客の購買体験の変化とともに、コマース・小売事業者が対応を迫られているオムニチャネルコマース・OMOサービス提供のためのプラットフォームでのバックエンドサービスをより一層連携強化して提供を開始する。
今までのコマースシステムは、ヘッドレス側の機能面が重視されているが、実際の運用設計・運用改善には、顧客データの一元化と、商品在庫とフルフィルメント機能が確立していないと、価値ある顧客体験とスタッフ満足度を得ることが出来なかった。
今回、E-リテイリングシステムズの「Lexica」の基本機能を活用して、BOPIS/BORISから、分散在庫管理と分散出荷(店舗出荷も含む)のフルフィルメント物流サービスを連携して9月1日から提供することになったもの。
このサービスは、「オムニチャネルコマースへのサービス拡張を検討・実施したい」、「既存のコマースシステムで、分散在庫管理・出荷への対応に苦慮して改善したい」、「BOPIS/BORISから、ショップTOシップ、分散出荷などの顧客管理・発送業務を再設計して店舗スタッフのモチベーションアップと店舗販売力の強化をしたい」、「返品・交換業務から、店舗からの回収業務までを全国のDC拠点を選択して実施したい」という要望に応える。