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DHLジャパン/廃棄ユニフォームがドレスに、物流施設で初披露

2022年09月02日/CSR

DHLジャパンは9月1日、Rakuten Fashion Week TOKYO 2023 S/Sで、デザイナー森川マサノリ氏のブランド「ベイシックス」初のファッションショー開催をサポートしたと発表した。

日本のファッション業界としても初の試みとなる物流施設(東京ディストリビューションセンター)を会場に、ランウェイには、サステナブルなファッションを追求する森川氏デザインによるDHLユニフォームをアップサイクルしたアイテムが登場。また、これらアイテムの海外発送は、環境に配慮したDHLの「GoGreen」サービスで行われる。

<披露されたDHLユニフォームのアップサイクル・ルック ⓒJapan Fashion Week Organization>
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DHLジャパンのトニー カーン社長は、「ロジスティクス、ファッションと業界は違っても、環境への責任を果たすためにサステナビリティへの取り組みが必要とされていることに変わりはない。森川氏のブランドにとって世界初となるファッションショーを、私共の物流拠点で実施できたことを大変光栄に思う」と述べている。

<DHLジャパン トニー カーン社長(右)とデザイナー、森川マサノリ氏 ⓒJapan Fashion Week Organization>
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廃棄予定だったDHLのユニフォームは森川氏のデザイン・制作により生まれ変わり、女性用ブラトップやホルターネックなどのトップス、ブランドの定番であるデニムのボトムとしてステージで披露され、ショーの最後を飾ったクリノリンドレスは、ショー観覧者の注目をひときわ集めた。

<廃棄予定だったDHLユニフォームを使ったクリノリンドレスⓒJapan Fashion Week Organization>
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今回のショーで披露されたコレクションは、9月16日から「ベイシックス」の公式ウェブサイトで世界へ向けて発売される。また、これらのアップサイクルアイテムの海外発送は、DHLの環境に配慮した「GoGreen」(気候保護・排出削減プロジェクトへの投資により、貨物輸送時に排出されるCO2排出量を実質ゼロに相殺する国際輸送サービス)で行われる。

DHLはサステナビリティの取り組みとして、2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにする目標「ミッション2050」を掲げている。日本でも近年、EV、電動バイクやトライサイクルなど、環境に配慮した配送車両の導入を加速させており、ファッションショーの会場となった東京ディストリビューションセンターは今秋、新たに再生可能エネルギー設備の導入を予定している。

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