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東京建物/埼玉県に新物流施設竣工、佐川グローバルロジが1棟利用

2022年09月29日/物流施設

東京建物は9月28日、同社が開発する物流施設T-LOGI(ティーロジ)シリーズ第7弾となる「T-LOGI加須」が、9月30日に竣工すると発表した。

<「T-LOGI加須」外観>
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「T-LOGI加須」は、同社の第1号物件である「T-LOGI久喜」に続く埼玉県の物流集積地内の物件となる。なお同物件は、10月1日から、国内大手物流企業である佐川グローバルロジスティクスの新規物流拠点として開業する。

<「T-LOGI加須」広域図・周辺図>
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同物件は、最寄りのインターチェンジである東北自動車道「加須」ICから4.2kmに位置しながら、県道3号の利用で「久喜」IC にもアクセスしやすい立地。そのため、同物件からは圏央道・東北道を利用し短時間で関東広域に配送が可能。加えて、東武伊勢崎線「鷲宮」駅から1.8km、最寄りの朝日バス「川口中央公園」バス停から徒歩約6分と、雇用面で優位性のある立地となっている。さらに、敷地面積1万3782m2の中にスロープを設け、1階・2階にトラックの接車を可能とすることで、通過交通型から在庫型まで幅広い荷物に対応できる施設スペックとなっている。

<ラウンジ>
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<倉庫内>
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このほか、同物件内1階に従業員が自由に使用できるラウンジを実装し、テナントの就業環境向上をサポート。また、ラウンジをバース車路と反対側に設置することで、歩車分離を実現させ、従業員の安全を確保する設計としている。

<自家消費と自己託送のイメージ>
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環境配慮に対する取り組みとしては、これまで竣工した全T-LOGIシリーズと同様、同施設の屋上には太陽光パネルを設置し、発電した再生可能エネルギーを施設内で自家消費する仕組みを採用。また、同施設内で消費しきれない余剰電力については、一般送配電事業者の送配電網を用いて、同社が所有する施設に「自己託送」の仕組みにより送電することで、再生可能エネルギーを余すことなく活用する。

同物件は、こうした自家発電・自家消費の仕組みにより、環境に配慮した施設の証である「BELS(建物省エネルギー性能表示制度)」最高ランクである「ZEB」認証及び「CASBEE」Aランクの取得を予定している。

■概要
<物件概要>
名称:T-LOGI加須
竣工:2022年9月30日
所在地:埼玉県加須市川口四丁目3-1(地番)
交通:東北自動車道「加須」ICから4.2km、「久喜」ICから7.1km
東武伊勢崎線「鷲宮」駅から徒歩約22分
朝日バス「川口中央公園」バス停から徒歩約6分
敷地面積:1万3782m2(4169坪)
延床面積:3万2239m2(9752坪)
規模:地上4階
形状:4層スロープ(2F片側バース)
設計:大末建設
施工:大末建設
構造:鉄骨造
耐震区分:新耐震
<倉庫仕様>
プラットフォーム:1/2階 高床
梁下有効天井高:各階5.5m
柱スパン:11.2m(W)×10.4m(D)
床荷重:各階 1.5t/m2
ドッグレベラー:1階 3基、2階 4基
垂直搬送機:各階2基(1.5t)最大荷姿 1700W×1500L×2500H(パレット含む)
人荷用EV:各階2基(3.5t)3000W×4000D×3150H
バース数:27台(40ft)+1台(8t)
駐車場:普通車計41台

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