日本貨物鉄道(JR貨物)が10月12日に発表した輸送動向によると、9月の輸送実績はコンテナが156万6000トン(前年同月比0.3%増)、車扱が64万2000トン(0.4%増)で、合計220万7000トン(0.4%増)となった。
コンテナは、新型コロナウイルスに伴う需要低迷に加えて、前線停滞による大雨に伴う奥羽線の不通や台風による災害影響を受けたものの、2021年に山陽線等が不通になっていた反動等で、ほぼ前年並みとなった。
自動車部品は、半導体不足と海外からの部品調達困難が緩和傾向にあり増送となったほか、積合せ貨物は2021年10月からのブロックトレイン運転開始等で前年を上回った。
食料工業品は、10月からのビール等の値上げ前の駆け込み需要で好調となった。
紙・パルプは、紙需要減に伴う生産減で低調となった。
農産品・青果物は、奥羽線不通等の災害影響や米の需要減で前年を下回った。
車扱は、石油が新型コロナウイルスの影響緩和でガソリンを中心に前年を上回った。