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日本郵船/新たなメンテナンス手法(CBM手法)が船級認証を取得

2022年10月13日/IT・機器

日本郵船とMTIは10月13日、本船機器の新たなメンテナンス手法(CBM手法)で日本海事協会(NK)から船級認証を取得したと発表した。

<ディーゼルエンジン主軸受状態監視装置>
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現在、船舶の整備指針に用いられているTBM(時間基準保全)は、機器の状態に関わらず定期的な検査を実施する必要があり、補修費用の発生や運航スケジュールへの影響といった課題を抱えている。日本郵船及びMTIは、こういった課題に対応するため、CBM(状態基準保全)に基づいたメンテナンスを実現するための共同研究を船級協会、機関メーカーと2019年11月より実施してきた。

2021年にNKが発行した「CBMガイドライン第2版」に採用された船舶用大型ディーゼルエンジンの軸受の状態を温度データとして監視する手法。

また、船舶運航データと主機主軸受にセンサーを設置することで取得可能となる軸受の温度データを可視化し、船級協会及び機関メーカーとリアルタイムにデータを共有することができる「ディーゼルエンジン主軸受状態監視装置」を開発し、日本郵船が所有する石炭船「能代丸」に実装した。

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