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三菱自動車/脱炭素化へニーズ、ワンボックス軽商用EVを再販

2022年10月17日/IT・機器

三菱自動車は10月13日、ワンボックスタイプの軽商用電気自動車「ミニキャブ・ミーブ」の一般販売を、11月24日から再開すると発表した。

「ミニキャブ・ミーブ」は2011年12月から配送業などを中心に販売、2021年3月末に一旦生産を終了し、一部法人向けとして販売を続けていた。現在、カーボンニュートラル社会の実現に向けて各方面で脱炭素化の取り組みが加速し、サステナブルな事業活動を展開する物流関係や自治体などで軽商用EVの需要が高まっていることを受け、一般販売再開を決定した。

<ミニキャブ・ミーブ CD 16.0kWh 4シーター>
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「ミニキャブ・ミーブ」はワンボックスタイプの軽商用EVで、総電力量16kWhの駆動用バッテリーと小型・軽量・高効率なEVシステムを搭載。一充電あたりの航続距離は133km(WLTCモード)。軽商用バンの77%のドライバーが1日あたりに走行する距離は65km未満(自社調べ)であり、主に移動範囲が限定される配送業などで使われている。

駆動用バッテリーの電力をより有効に使うため、回生ブレーキ機能によって減速時にはモーターが発電機として働き、回収した電気を駆動用バッテリーに戻して充電する。なお、AC200V(15A)での普通充電では約7時間で満充電となり、業務終了後に充電すれば翌日の業務開始時には満充電状態で使える。

駆動用バッテリーをフロア中央に配置するなど荷室容量を犠牲にすることなくEVコンポーネントを搭載し、大きな段ボール(600×450×600mm)を14個積むことができる荷室を確保。また、荷物を固定するためのフックや荷室を仕切るレールなどを設置しやすいよう、10か所にユーティリティーナットを標準装備し、用途に合わせて多彩にアレンジできるなど、商用車としての使い勝手を高めている。

さらに、駆動用バッテリーをフロア中央に配置して低重心化したことで、優れた操縦安定性と良好な乗り心地を実現、ドライバーの疲労軽減にも貢献する。メーカー希望小売価格は、243万1000円~245万3000円(消費税込)。

■ミニキャブ・ミーブ車種
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/minicab-miev/index.html

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