商船三井は10月28日、同社100%出資子会社を通じて、大手エネルギーメジャー1社(傭船者)と新造LNG船1隻の複数年の定期用船契約を2022年度第二四半期に締結したと発表した。
この船は、大宇造船海洋(DSME)で建造され、2026年に竣工予定。燃料消費効率を改善した最新型の MAN Energy Solutions 社製エンジン(ME-GA)を搭載しており、従来のLNG船と比べ環境に配慮した仕様を採用している。
さらに、航行中のCO2排出量を低減する Air Lubrication System(ALS)及び Shaft Generator(SG)を搭載。ALSは気泡を活用して船体と海水の間の抵抗を低減し、燃費効率を向上させる装置。SGは主機駆動の発電機。これにより、主機運転中にディーゼル発電機を稼働させずに済むようになり、燃料・ガス消費量の低減につながる。
■概要
主要寸法:全長294m、船幅46m
船型:17万4000m3メンブレン型
搭載主機:ME-GA
造船所:DSME
竣工予定:2026年以降