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アスクル/福岡センターの障がい者スタッフが優秀勤労者で受賞

2022年11月15日/SCM・経営

アスクル100%子会社のASKUL LOGIST(アスクルロジスト)は11月15日、同社が運営する福岡物流センターに勤務するスタッフ2名が、高齢・障害・求職者雇用支援機構の行う「2022年度障害者雇用優良事業所等表彰」において、優秀勤労者として「理事長努力賞」を受賞したと発表した。

<3年連続で「理事長努力賞」を受賞>
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同表彰制度は、高齢・障害・求職者雇用支援機構が毎年9月の障害者雇用支援月間に、障がい者の雇用促進と職業の安定を図るために開催しているもの。アスクルロジストスタッフは、昨年に続き3年連続での受賞となる。

アスクルロジストが障がい者雇用に向き合ったきっかけは、福岡センターで2011年に法定雇用率を満たすために障がい者雇用を開始したものの、短期間で退職してしまった経験から。再び雇用のため特別支援学校を訪問した際に「働く場所を提供するだけでは続かない、向き合う体制がなければ雇用はうまくいかない」という気づきを得て、学校や支援機関、家族、医療といった地域全体で連携した仕組みづくりの確立へ本腰を入れて取り組んだ。

福岡センターでは2012年に特別支援学校から新卒者を採用して以降、毎年採用を行い、2022年10月時点で同センターの社員304名のうち59名を障がい者社員が占めている。同センターでの障がい者雇用率は19%、法定雇用率は29.9%に達し、センター内でのピッキング、商品補充、梱包、検品、事務など幅広い業務に従事している。応募者に対しての採用率は10年間で100%を実現、定着率は81%に達し、年次の長い障がい者社員はリーダー職に就き、主力のスタッフとして活躍している。

「障がい者雇用は慈善活動ではなく、事業活動であり、障がい者支援ではなく戦力として育成する」という強い想いと徹底した協力体制で、組織全体の生産力向上に繋げた同社。今後も、重要な戦力として障がい者雇用を全国で展開するとともに、あらゆる社員に対して安心して働ける環境づくりを図り、ダイバーシティを推進していくとしている。

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