ふぇりーさんふらわあは12月8日、大阪~別府航路に投入する日本初のLNG燃料新造フェリー「さんふらわあ くれない・むらさき」船内の特徴的な「3層吹き抜けアトリウム」について発表した。
アトリウムとは、ガラスやアクリルパネルなど光を通す材質の屋根で覆われた空間のこと。
乗船後、目の前に現れる開放的なアトリウムは段違いの3層吹き抜け構造となっており、中央の扇型の大階段は顧客を船の旅へいざなう。「現行船あいぼり・こばると」にはない、広々とした空間となっている。
手すりパネルは日本の伝統工芸で用いられる組子模様をイメージ。細かな部分にも、乗船する顧客が楽しめる仕掛けを多数施している。
アトリウムの天井には、プロジェクションマッピングを投影する。投影に使用するのは、船への搭載では世界初となるEPSON製高性能プロジェクター(EB-L30000U,超短焦点レンズELPLX03)。同製品の導入により、天井に広く・高画質に投影することが可能となった。さらに、天井だけでなく壁面スクリーンを使用した広範囲のプロジェクションマッピングを楽しめる。
映像は客室内テレビでも視聴できるため、好きな空間でゆったりと楽しむことができる。上映する映像コンテンツは、「ドローンによる船内ツアー」などを予定している。