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TOYO TIRE/投資額488億円、セルビアで自動車タイヤ工場を開所

2022年12月15日/生産

TOYO TIREは12月14日、セルビア共和国のインジヤ市に、新たな自動車用タイヤ生産工場を同日付で正式に開所したと発表した。

<セルビア工場外観(パース図) >
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セルビア工場では2022年7月から立上げを完了した一部ラインの操業を開始していたが、12月14日に同国のアレクサンダル・ヴチッチ大統領をはじめとした来賓を招き、式典を行ったことで正式に開所を迎えた。

同工場は、ERPやMESをはじめとした最新技術の導入によって工程を見える化し、高い生産性を有する設備を高精度に連携させることで生産管理体制を高次に最適化していくスマートファクトリーで、グループのToyo Tire Serbiaが運営する。

2023年下期には年産約500万本(乗用車用タイヤ換算)の生産体制を確立し、欧州地域や北米に製品を供給する。

敷地内には、工場棟に隣接して直線距離720m、周回1690mのテストコースを敷設。実車装着での走行テストを行ない、法規制認証に対応した評価をスピーディーに実施することで、製品のよりタイムリーな市場展開を図る。

■セルビア工場 概要
所在地:セルビア共和国 ヴォイヴォディナ自治州 インジヤ市
敷地面積:約60万m2(約150エーカー)
生産開始:2022年7月
生産能力:年産500万本(乗用車用タイヤ換算)
従業員数:約580名
投資額:約488億円(390.5百万ユ-ロ)
生産品目:乗用車用、SUV用、ライトトラック用ラジアルタイヤ

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