川崎汽船は12月15日、2020年初旬から始まった新型コロナウィルスの感染拡大により対面での活動の自粛・中止を余儀なくされていた同社の関係船舶管理会社によるLNG輸送船の船員向けセミナー、永年勤続表彰式、クリスマスの催しなど、船員のチームビルド活動を、12月から主要船員供給国の一つであるフィリピンで再開したと発表した。
同社からは代表取締役社長の明珍幸一をはじめとする多くの役員が出席。また、明珍幸一社長は、フィリピン海事産業庁(MARINA)を訪問しHernani N. Fabia長官と面談を行い、同社フィリピン人船員に対して、更なる教育活動の強化方針を確認した。
同社グループは今後も、新型コロナウィルスの感染状況を確認しながら徐々に対面での活動を再開し、フィリピンのみならず世界の海上輸送を担うエッセンシャルワーカーである船員及びその家族と対面での対話を通じて、改めて互いの理解を深め、強い絆をつくることによって、同社の企業文化の浸透・成熟を図り、安全運航と高品質な輸送サービスの提供に繋げていくとしている。