JR貨物(日本貨物鉄道)は12月16日、2023年3月18日からのダイヤ改正について、詳細を発表した。
新ダイヤでは、EC需要の高まりを受けて拡大する宅配便をはじめとした需要に対応するため、積合わせ貨物を中心に輸送サービスを拡充。ブロックトレインの輸送力を「東京貨物ターミナル~吹田貨物ターミナル間」と、「東京貨物ターミナル~広島貨物ターミナル間」で、それぞれ現行比10個ずつ(往復5個ずつ)増強するほか、「福岡貨物ターミナル→東京貨物ターミナル」のコンテナ列車の所要時間を2時間14分短縮する。
また、2022年3月のダイヤ改正によって運転を開始した、越谷~大阪・神姫地区間の「フォワーダーズブロックトレイン」について、「越谷貨物ターミナル→姫路貨物」の所要時間を46分短縮するほか、「吹田貨物ターミナル→越谷貨物ターミナル」(輸送力10個)を新設する。
加えて、要望が強い「東京貨物ターミナル→大阪貨物ターミナル」の輸送力を10個増強するほか、「越谷貨物ターミナル→函館貨物」(輸送力5個)を新設。さらに、新たな直通輸送ルートとして「名古屋貨物ターミナル→熊谷貨物ターミナル」(輸送力10個)を設定する。
そのほか、安全性と輸送品質の向上を図るため、輸送機材の設備投資を実施。機関車18両とコンテナ4000個、荷役機械50台を新製する。
JR貨物/鉄道物流の災害による輸送障害に対するBCP対策を議論