エアロネクストの戦略子会社でドローン配送事業を手がけるNEXT DELIVERYは12月21日、エアロネクストとセイノーホールディングスが共同で推進する新スマート物流「SkyHub」のコアシステム「SkyHub TMS」に、オプティマインドのラストワンマイル配送向けクラウド型自動配車サービス「Loogia(ルージア)」の機能を搭載すると発表した。
SkyHub TMSは、エアロネクストとセイノーホールディングスが地域物流の効率化に向けて推進する新スマート物流のコアシステム。NEXT DELIVERYが11月にネバーマイルと業務提携し、共同で開発を進めている。同システムでは、種類の異なるさまざまな荷物の管理を一元化し、トラックやドローンなど最適な配送リソースに荷物を割り当て、荷物の動きを可視化・データ化することで物流業務の最適化・効率化を実現する。
オプティマインドのLoogiaは、最先端のアルゴリズムとビックデータ解析によって実現した高精度なクラウド型自動配車サービス。組合せ最適化アルゴリズムを活用し、「どの車両が、どの訪問先を、どの順に回るか」という配送計画を、複雑な条件や現場制約を考慮しながら短時間で作成し、効率的なルートを提供する。
今回、SkyHub TMSにLoogia機能を搭載することで、「ドローン活用や公共交通の貨客混載などのマルチモーダル最適化」、「地域物流全体の配送最適化」、「持続可能な地域配送体制の構築」が可能になる。これにより、全国各地に展開している新スマート物流の社会実装を加速させる。