日本貨物鉄道(JR貨物)が1月17日に発表した輸送動向によると、2022年12月の輸送実績はコンテナが158万2000トン(前年同月比5.4%減)、車扱が92万2000トン(1.6%増)で、合計250万4000トン(2.9%減)となった。
コンテナは、新型コロナウイルスや原材料費高騰に伴う物価上昇による消費の低迷の影響に加えて、新潟地区を中心に低気圧接近による風雪害の影響を受け、家電・情報機器を除く全ての品目で前年を下回った。
紙・パルプは、紙需要減に伴う生産減等により低調となった。
食料工業品は、10月に行われた飲料等の値上げの影響により消費が伸びなかったことや、新潟地区発の菓子類を中心に風雪害の影響を受けたことで減送となった。
化学薬品および化学工業品は、樹脂等の需要減や風雪害の影響を受け低調に推移した。
農産品・青果物は、風雪害の影響に加えて米の需要減により前年を下回った。
車扱は、セメント・石灰石が前年を上回ったほか、石油が月末を中心に需要が増加した。