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川崎汽船/関西電力と液化CO2船舶輸送の共同検討に関する覚書締結

2023年01月19日/SCM・経営

川崎汽船は1月19日、関西電力と二酸化炭素回収貯留(CCS)バリューチェーン構築に向けた液化CO2船舶輸送の共同検討に関する覚書を締結したと発表した。両社は今後、関西電力が運営する火力発電所から排出されるCO2を対象に、液化CO2の海上輸送・貯留に関する最適な輸送スキームやコストについて共同検討を行う。

CCSはCO2を回収・貯留する技術で、2050年カーボンニュートラル社会の実現に向けて重要な役割を担うことを期待されている。同共同検討では、長距離・大規模な輸送に適した液化CO2船による海上輸送について調査・検討を行い、より柔軟なCCSバリューチェーンの構築を目指すとしている。

川崎汽船は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の液化CO2船舶輸送実証事業や、世界初のフルスケールCCS事業であるノルウェーのNorthern Lightsプロジェクトなどに参画し、CCSという新たな事業領域において、安全で信頼性の高い液化CO2輸送の開発を進めている。

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