LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





商船三井/船舶のサイバーセキュリティに関する設計基本承認を取得

2023年02月02日/SCM・経営

商船三井は2月2日、同社が開発・実証したサイバーセキュリティ対策を施した船舶ネットワークの基本設計に関し、フランス船級協会ビューローベリタスより、国際船級協会連合(IACS)が発行する船舶のサイバーセキュリティに関する統一規則(以下、UR)E26「Cyber resilience of ships」への適合性について設計基本承認(以下、AiP)を取得したと発表した。同社によると、UR E26に関するAiPの取得は、世界初。

<AiP 証書授与式の様子 左から、商船三井 山口誠 執行役員 チーフテクニカルオフィサー 技術革新本部長、ビューローベリタス Alexander Gregg-Smith 極東総支配人>
20230202syousenmirui 520x411 - 商船三井/船舶のサイバーセキュリティに関する設計基本承認を取得

UR E26は、2024年1月1日以降に建造契約が結ばれる船舶に対して適用される強制要件。UR E26では、船舶の設計から運用寿命までの間に、運航に関する舶用機器と船上PC などのIT関連機器の両方を、船舶のネットワークへ安全に統合することを目的としている。これにより舶用機器メーカー、造船所、船主などの各関係者が、それぞれの立場において設計・開発・実装・運用などの各段階で、サイバーセキュリティ対策を適切に組み込むよう規定している。

同社は、船舶のサイバーセキュリティ向上を図り、安全運航の向上と安全な海上のデジタル・トランスフォーメーションの実現を積極的に推進していくとしている。

関連記事

SCM・経営に関する最新ニュース

最新ニュース