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商船三井/グループ2社統合、内航RORO船事業で新会社設立

2023年02月13日/SCM・経営

商船三井は2月13日、フェリー・内航RORO船事業に関し、両社ともに同社100%出資連結子会社である商船三井フェリーとフェリーさんふらわあの事業を統合することを決定した。2023年10月1日に商船三井フェリーを存続会社とする合併を行い、新会社として営業を開始する。両社の事業統合により、新会社は国内で最大規模のフェリー・内航RORO船事業会社となる。

<フェリーさんふらわあが運航する「さんふらわあ くれない」>
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<商船三井フェリーが運航する「さんふらわあ ふらの」>
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統合の目的として同社は、「脱炭素社会・DX推進、トラックドライバー不足に代表される少子高齢化による物流・社会課題の解決に向け、グループ会社の経営資源を結集することで、顧客の輸送ニーズへの変化に柔軟に対応し、一層の輸送サービス向上を目指す」ことを挙げている。

また、ライフスタイルや価値観の多様化による旅客需要の変容を踏まえ、カスタマーサービスの改善やデジタル分野のマーケティング強化によって「カジュアルクルーズコンセプト」の浸透を加速。フェリー発着地の自治体や地域社会との結びつきを従来にも増して強化し、地方創生・地域経済への貢献に努めるとしている。

商船三井は2023年4月から「ウェルビーイングライフ営業本部」を新設し、フェリー・内航RORO船事業や不動産・クルーズ・その他事業を同営業本部内におき、同社事業の柱の一つにしていく。同社グループでフェリー事業の中核を担う両社を統合・集結させることで、さらなる会社の成長につなげていく考えだ。

■新会社概要(予定)
会社名:未定(決定次第、公表)
所在地:東京都千代田区外神田1-18-13
事業所:札幌、苫小牧、大洗、大阪、神戸、福岡、苅田、大分、別府、熊本、宮崎、志布志、鹿児島
株主:同社100%
事業内容:一般旅客定期船事業、内航運送業、貨物利用運送業、旅行業 他
営業開始:2023年10月1日

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