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大同特殊鋼/トラック・フォーク向けハウジング製品の生産終了

2023年03月10日/生産

大同特殊鋼は3月10日、型鍛造品事業のうち、「型鍛造製品の社内生産」と「ハウジング製品の生産」から撤退し、高速精密鍛造製品の生産に特化していくことを決定したと発表した。

同社は、型鍛造製品として主に縦型プレスで生産する自動車や建産機用熱間鍛造製品を、ハウジング製品としてトラック・フォークリフト用部材(主にトラック向けアクスルケース)を生産・販売している。

両製品の事業は 厳しい市場環境のなかで長年収益の低迷が続いていたことから、同社は2023中期経営計画の期間内に事業性を判断するとしていたが、両製品の国内市場がここ数十年来漸次縮小しており、またEV化の伸展で今後の市場好転も期待できないことから、業績改善を図ることは困難と判断し、生産・販売の終了を決定した。

今後は、顧客との調整がつき次第、2023年から順次、両製品の生産を終了する予定。

現在の型鍛造品事業の売上構成は型鍛造製品が25%、ハウジング製品が10%、高速精密鍛造製品が65%を占めており、今後は高速精密鍛造製品(高速横型鍛造機で生産する主にギア、軸受レースとなる熱間鍛造製品)に経営資源を集中し、選択と集中によって同製品の競争力を高めることに注力していくとしている。

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