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HW ELECTRO/アネスト岩田へ商用EVの組立委託

2023年03月16日/IT・機器

HW ELECTROは3月16日、同社が開発する次世代多用途商用EVについて、空気圧縮機メーカーのアネスト岩田と、自動車納車前整備(PDI)の業務提携および資本提携を締結したと発表した。

<左からアネスト岩田の深瀬 真一社長、HW ELECTROの蕭 偉城社長>
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HW ELECTROは、次世代の多用途EV商用車「ELEMOシリーズ」の車輌の開発・製造と販売を行うファブレスメーカー。2021年4月に輸入小型のEV商用車として国内で初めてナンバーを取得し、同7月24日から「ELEMO」、11月20日から「ELEMO-K」の販売を開始しており、2023年6月には中型バン「ELEMO-L」の発売を予定している。

今回の協業では、「Made in Japan=最高クオリティーの実現を目指す」をテーマに、商品の開発から消費者の手に渡るまでの一連の流れ(原料調達から生産加工や在庫管理、流通・販売、各プロセスに携わる物流など)の管理をアネスト岩田とともに行う。また、アメリカとヨーロッパに拠点を持つ商用EVメーカーのCENNTRO社から輸入した車両のアッセンブリ作業をアネスト岩田に依頼することで、2023年の日本仕様製造台数3000台を目指す。

まずは福島(矢吹町予定)でPDI施設(自動車納車前整備)を開始し、将来的には沖縄の工場(うるま工場)での協働も視野に入れる。

<6月発売予定の中型バン「ELEMO-L」>
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HW ELECTROでは、ものづくりに対する姿勢が品質の良さに繋がるとともに、信頼性としても評価されるとし、これを「Made in Japan」であると定義づけている。この「Made in Japan」を実現するためには、創業96年の実績を持つアネスト岩田の製造技術が必要不可欠であると判断。

また、アネスト岩田は創業100周年に向けて新規事業開拓の必要性を感じており、HW ELECTROの環境に配慮したラストワンマイル配送市場へのモビリティ事業や、災害時におけるエネルギー源となり得る点に将来性を感じ、資本業務提携が締結された。

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