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アサヒロジスティクス/ドライバー確保へ全車両AT車化を推進

2023年04月14日/SCM・経営

アサヒロジスティクスは4月13日、2024年3月末までを目途に、保有する全車両について、オートマチックギア(以下AT)車への切り替えを完了すると発表した。業務や車両の特性上、一部車両を除く。

<AT車化を推進(イメージ)>

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物流業界における2024年問題への対応として、ドライバーの確保は必要不可欠となっており、車両のAT車化によりドライバーの運転の負荷を軽減することで働く環境の改善につなげることが目的。

同社はドライバー確保にむけて、自社設備であるドライバー専用の研修施設「滑川福田センター」の活用や、2022年10月には、川越自動車学校をグループ化し、免許取得から人材育成を一気通貫で行える体制の構築を進めてきた。

<AT車の比率>

20230414asahi2 - アサヒロジスティクス/ドライバー確保へ全車両AT車化を推進

2023年3月末時点で、同社では全車両1509台中1232台(約82%)がAT車となっている。2023年度中には、一部対象外の車両を除く残りの6%にあたる91台のAT化を実施し、未経験者や若年層、女性の物流業界への進出を後押しする。さらにAT車の強みである運転時の負荷軽減により働きやすさを向上することで、物流業界のドライバー不足にも対応する。

同社によると、川越自動車学校の過去3年間の普通免許取得者のデータでは、新規で普通自動車免許を取得する割合はAT限定が78%と、AT限定免許取得希望者の割合が非常に高い結果となっている。このことからも、トラックのAT化はドライバー確保に有効であると考えられる。

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