郵船ロジスティクスは4月24日、中国法人 Yusen Logistics (China) Co., Ltd. が、同社グループで初めて水素燃料電池トラックを導入し運用を開始したと発表した。
導入した水素燃料電池トラックは海上コンテナを輸送するドレージ車で、中国・上海において同社倉庫と上海港間の輸送を行う。グループで初めて、環境負荷軽減と走行距離の両方を実現する水素燃料電池トラックを導入することで、同社のESGへの取り組みをより推進し、幅広い顧客のニーズに応える。
水素を利用した発電は次世代エネルギーの一つとして注目されており、水素燃料電池トラックは水素と酸素の化学反応によって発生した電気を利用して走行する。水素燃料電池トラック導入にあたり、上海では上海市黄浦区商務委員会や同市外商投資協会の人をゲストに迎えた出発式を執り行った。今後は中国国内での知見を増やし、環境に優しい車両の拡大を進めていくとしている。
同社はグループ経営理念の中で「私たちの使命(MISSION)」として、世界で認められ選ばれ続けるサプライチェーン・ロジスティクス企業となり、ビジネスと社会の持続的な発展に貢献することを掲げている。また、同社の環境目標として「2050年までに顧客へ提供する全サービスのネット・ゼロエミッション化」を掲げている。
郵船ロジスティクス/大塚製薬とSAF利用の輸送サービス利用契約締結