マルハニチロが5月8日に発表した2023年3月期決算によると、物流事業の売上高は176億2000万円(前年同期比6.1%増)、営業利益は15億8300万円(43.7%増)となった。
物流事業は、電気料金の値上げに伴い動力費が大幅に増加となったものの、大都市圏を中心に保管需要を着実に取り込んだことにより、増収増益となった。
今後は、大都市圏を中心とした物流拠点を最大限に活用し、保管需要の取り込みを図るとともに、全国レベルで輸配送・通関等を含めた総合物流サービスを顧客に提供することにより、収益拡大を目指す。また、電気料金の上昇に伴う動力費の増加や荷役ほか人件費等の増加によるコスト上昇分を適切に価格へ転嫁することにより、持続可能な物流体制を構築する。