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日米間コンテナ貨物量/4月往航2.7%減、3月復航11.2%増

2023年05月24日/調査・統計

デカルト・データマインは5月23日、米国税関・B/Lデータを基にした日本発米国向けコンテナ貨物量(20フィートコンテナー換算)の4月分と、米国発日本向けコンテナ貨物量の3月分の統計データを発表した。

<日本発米国向けコンテナ貨物量(荷受地ベース)推移>
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それによると、4月の日本発米国向け(往航)は荷受地ベースで5万3813TEU(前年同月比2.7%減)となった。

上位品目の取扱量は、機械類が1万3644TEU(5.3%増)、自動車部品関連が9341TEU(11.6%減)、タイヤなどゴム製品が7342TEU(9.1%減)となっている。

第3国へのトランシップ貨物は2万2813TEU(12.7%減)で、経由国は1位が韓国(9.5%減)、2位が台湾(28.2%増)、3位が中国(21.3%減)。貨物全体に占める海外トランシップ率は42.4%で、1月以来の4割超えとなった。

なお、アジア域内からの差込貨物を含む日本発母船積みベースのコンテナ貨物量は3万1761TEU(7.5%増)で、母船直航分の港別内訳では、東京港、名古屋港、神戸港、横浜港、清水港、大阪港の順となっている。

<米国発日本向けコンテナ貨物量(最終仕向国ベース)推移>
20230524datamyne1 520x256 - 日米間コンテナ貨物量/4月往航2.7%減、3月復航11.2%増

一方、米国発日本向け(最終仕向国ベース)3月分は6万5956TEU(11.2%増)で、最終地向地ベースに占める海外TS率は17.1%と増加に転じた。

品目別の順位は、1位の牧草が9346TEU(34.6%減)、2位の肉類が5849TEU(11.6%増)、3位の紙パルプが5792TEU(79.1%増)と続いており、紙パルプのうち古紙の数量は2477TEUと前年比8倍超の伸びとなっている。

なお、米国発日本向け(母船揚地国ベース)の貨物量は5万4793TEU(22.4%増)で、母船揚地ごとの取扱量は、多い順に東京港、横浜港、神戸港、名古屋港、博多港、大阪港、清水港の順となっている。

■レポートの分析担当・問い合わせ先
Descartes Datamyne 清水 邦彦
Email:kshimizu@datamyne.jp
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