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ブリヂストン/ソフトロボットハンドが国際デザイン賞で最高賞

2023年05月29日/IT・機器

ブリヂストンは5月29日、同社の社内ベンチャーであるソフトロボティクス ベンチャーズが開発したソフトロボットハンドのコンセプトモデル「Dialogue」が、国際的に権威あるデザイン賞「iFデザインアワード2023」の最高賞「iFゴールドアワード」を受賞したと発表した。同社としては初めての受賞となる。

<コンセプトモデル「Dialogue」>

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<授賞式の様子>

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iFデザインアワード」は、ドイツ・ハノーファーを拠点とするデザイン振興のための国際的な組織「iF International Forum Design GmbH」が主催しているデザイン賞で、毎年全世界の工業製品を対象に優れたデザインを選出している。今年は世界56の国と地域から約1万1000件の応募があり、その中からわずか75件が最高賞である「iFゴールドアワード」に選出された。

ブリヂストンは、タイヤやホースの開発・生産におけるノウハウを活用したゴム人工筋肉(ラバーアクチュエーター)を用いて、ゴムの力を活かしヒトと協働することができる柔らかいロボットで「安心・安全なヒト・モノの移動と動き」、さらに人々の生活を支えるソフトロボティクス事業に挑戦している。

このゴム人工筋肉の柔軟性、耐衝撃性、軽量・高出力といった特徴を活かし、ソフトロボットハンドのコンセプトモデル「Dialogue」を開発した。同モデルは、たなごころ(掌)をイメージし、ロボットハンドが環境や状況と「対話」し、モノを「いい感じ」につかむことができるのが特徴。

また、ソフトロボティクスという新しい分野でブリヂストン自らがコンセプトを作り社会実装を進めていくという意思をそのデザインに込めたという。今回このデザインの革新性とデザインが表現する想いが評価され、「プロフェッショナルコンセプト」カテゴリで最高賞を受賞した。

ブリヂストンは、今後もソフトロボティクス事業を通じてゴムの力ですべての人の生活を支えることで、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」に掲げる「Empowerment すべての人が自分らしい毎日を歩める社会づくり」にコミットしていくとしている。

■「Dialogue」コンセプトムービー

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