国土交通省は5月29日、ラオス国立大学とラオス公共事業運輸省で物流に関する講義を実施したと発表した。
同事業は、ASEANでの物流マネジメント人材の育成を支援するため、日ASEAN交通連携の枠組のなかで、SGH財団の協力のもと、ラオス国立大学の学生、ラオス公共事業運輸省の行政官、ベトナムのホーチミン交通大学の学生に対して実施したもの。
＜ラオス国立大学での講義＞
＜ラオス公共事業運輸省での講義＞
ラオス国立大学、ラオス公共事業運輸省での現地講義は今回が4年ぶり。5月15日～19日にかけてラオス国立大学で行われた講義には工学部で物流を専攻する学生など約50名が、5月22日にラオス公共事業運輸省の訓練センターで行われた講義には同省の行政官など約50名が参加した。
講義では、佐川グローバルロジスティクスが物流現場の改善に関する実践的な内容（SCMや3PL、5S、BCP等）について講義したほか、SGホールディングスグループが保有する次世代型大規模物流センター「Xフロンティア」を紹介。
また、国土交通省からは、コールドチェーン物流についての日ASEAN交通連携の枠組での取組みや、コールドチェーン物流サービス分野の国際標準化等について説明した。
■講義内容
・物流概論（SCM、3PL、販売物流、国際物流等）
・物流オペレーション（PDCA、5S、BCP等）
・国土交通省のコールドチェーン物流サービス分野の国際標準化等の取組について
