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CRE/千葉県松戸市で物流施設竣工、外環道エリアで駅徒歩圏

2023年05月31日/物流施設

シーアールイーは5月31日、千葉県松戸市の松飛台工業団地内で物流施設「ロジスクエア松戸」を同日に竣工したと発表した。

<ロジスクエア松戸>
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同施設は、都心部から20km圏内にあり、東京外環自動車「松戸IC」から7.7km、「市川北IC」から7kmと高速道路へのアクセスも良好。北総鉄道北総線「松飛台駅」からも徒歩圏(900m)で、工業団地周辺に住宅が密集していることから、雇用確保の面でも優位性を備えた立地環境を有している。

<倉庫内観>
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<トラックバース>
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建物は地上4階建て延床面積1万5642m2のボックス型で、最大2社が入居可能。トラックバースは1階片面に計14台分を整備してあり、倉庫部分の床荷重は1階が2.0トン/m2、2~4階が1.5トン/m2、有効高さは各階5.5m以上としている。

昇降設備は、荷物用エレベーター2基と垂直搬送機2基を導入。荷物用エレベーターはトラックヤードに面して配置したことで、トラックヤードから直接荷物の出し入れが可能となっている。トラックヤードには大庇を設けており、雨天時の入出庫オペレーションにも対応できる。

<トラックヤードに設置した荷物用エレベーター>
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また、建物は垂直搬送機2基を増設可能な構造になっており、庫内空調設備を設置する際の配管ルートや室外機置場等も確保してある。さらに、各階ともに構造ブレースの無い純ラーメン構造のため、入居テナントがマテハン機器を導入する際の改造工事にも一定の対応ができる仕様となっており、さまざまな物流ニーズに対応することができる。

なお、同施設は倉庫業法の基準適合確認制度の認定を受けており、テナント企業が営業倉庫登録を行う際の手続きを簡素化することができる。

このほか、環境対策としては、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を採用し、BELS評価のファイブスターと、CASBEE-建築(新築)のAランク評価を取得。

今後はCREが出資するグリーン電力供給会社のエンバイオC・エナジーが物件屋根全面に太陽光発電システムを導入し、発電した電力を自家消費するとともに、FITを活用して余剰売電する計画。また、発電した電力の一部は施設内に蓄電し、停電時に非常用電力として使用できる蓄電池システムを導入も予定しており、入居テナントのBCP(事業継続計画)策定を支援する。

■「ロジスクエア松戸」概要
所在地:千葉県松戸市松飛台
敷地面積:7645.31m2
用途地域:工業専用地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄骨造 地上4階建て
延床面積:1万5641.68m2
着工:2022年5月1日
竣工:2023年5月31日
設計施工:鈴与建設

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