日本貨物鉄道(JR貨物)は6月5日、タイのGlobal Multimodal Logistics Company Limited(GML)と、LNGをはじめとする危険品の複合一貫輸送事業の検討に関する協力覚書を締結したと発表した。
2023年5月18日に、バンコクのPTT本社にて、GMLと同社は、「危険品の複合一貫輸送事業の検討に関する協力覚書」を締結するための署名式を開催し、GMLのMr. Kraiyasit Intarapanich, Acting Managing DirectorとJR貨物の吉澤淳取締役兼常務執行役員鉄道ロジスティクス本部長が署名を行った。
同社は、2021年9月に初めての海外駐在員事務所をバンコクに開設し、タイ王国における海外事業の実現に向けた取組みを行ってきた。協力覚書の締結は、その取組みの一環。
同社とPTTは、2019年からタイ政府が取り組んでいる危険品の鉄道輸送に係るルール策定に参画しており、この活動の中でPTTは同社が長年培ってきた危険品輸送の貨物鉄道輸送についてのノウハウや実績を高く評価し、GMLが実施する危険品の複合一貫輸送事業を展開するためのパートナーとして同社を位置づけ、今般、両社で協力して事業化に向けた実現可能性)の検討を行うこととなったもの。
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