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JR貨物/5月の鉄道コンテナ輸送量0.4%増

2023年06月19日/調査・統計

JR貨物が6月19日に発表した5月の輸送動向によると、輸送実績はコンテナが134万2000トン(前年同月比0.4%増)、車扱が59万5000トン(24.8%増)で、合計193万8000トン(6.9%増)となった。

新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類相当に移行するなど行動制限をはじめとして様々な影響が緩和するなか、自動車生産が回復傾向にあることや前年に比べ長期連休の日数が短かったこと等により、輸送実績は前年を上回った。

コンテナは、自動車部品が、半導体不足の解消が進み自動車生産が回復傾向にあり増送となったほか、積合せ貨物は、前年に比べ長期連休の日数が短かったことや、一部顧客の2024年問題を見据えた鉄道利用拡大により前年を上回った。一方で、化学薬品及び化学工業品は、需要の低迷により生産減が続き低調に推移したほか、紙・パルプは、紙需要減に伴う生産減により前年を下回った。

車扱は、セメント・石灰石が顧客の生産計画の変更により前年を上回ったほか、石油が行動制限の緩和によりガソリン及び軽油等を中心に需要が増加し、増送となった。

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