帝人フロンティアは6月21日、ハンズフリータイプのUHF帯ウエアラブル型RFIDリーダー「RecoHand(レコハンド)」を開発したと発表した。
同製品には帝人フロンティア独自のRFIDシステム技術を活用し、人差し指の内側0~30mmの近傍読み取りを可能とした。これにより「触れる」「持つ」「運ぶ」といった一連の仕分けやピッキング作業を行いながら、対象ICタグのみを読み取ることが可能になり、従来のバーコードを利用した場合と比較して、仕分けやピッキング作業に要する時間を50%短縮できる。
6月から、物流・医療現場でのピッキングや仕分け用途向けに展開を開始しており、今後は製造現場での物品や工程の管理、小売業界の決済用途、書籍管理などに順次、拡販を図っていくとともに、海外へも展開していくことで、2030年度に国内外で10億円の売上を目指すとしている。
■「RecoHand(レコハンド) 」概要
サイズ展開:Sサイズ・Lサイズ
重量:約76.5g(電池込み)
周波数帯:916.8~923.4MHz
通信可能なICタグ:ISO/IEC 18000-63、EPCglobal Class1 Gen2準拠
充電池容量(動作時間):550mAh(約4時間)※参考値
通信インターフェース:Bluetooth 5.1準拠 Class2
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