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SBS東芝ロジ/物流環境大賞でサステナブル活動賞、特別賞

2023年07月10日/3PL・物流企業

SBS東芝ロジスティクスは7月10日、日本物流団体連合会が主催する「第24回 物流環境大賞」において、「サステナブル活動賞」と「特別賞」を6月27日に受賞したと発表した。

本年度は環境保全に資する優れた取組みを行い、サステナブルな社会の実現に貢献し優れた改善事例に贈られる「サステナブル活動賞」を昨年に続き受賞。また、環境保全の推進と環境意識の高揚等を図り、物流の健全な発展に貢献した事業者に贈られる「特別賞」2件の併せて3件受賞した。

<右から東芝ホクト電子伊集院氏、日本物流団体連合会 池田会長、SBS東芝ロジスティクスの戸田太地物流改革推進部主任>
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サステナブル活動賞は、『工業用マグネトロン DFL(Design for Logistics「物流を配慮した製品・包装設計」)アプローチによるサステナブル包装の取り組み』 。これは、東芝ホクト電子と協働して、DFL(Design for Logistics)の考え方に基づき、製品仕様を変更しないという条件のもと、製品企画・設計段階まで遡って見直した。その結果、包装箱のオール段ボール化・コンパクト化・軽量化を実現、包材費65%減、作業工数30%減という成果を出すことができた。とりわけ、緩衝材プラスチックの利用をやめ、CO2排出量を25%削減できたことは、脱プラスチックという観点でも環境負荷低減に大きく貢献した。

<右から東芝 花岡氏、積水化成品工業 瀬川氏、日本物流団体連合会 池田会長、SBS東芝ロジスティクス物流改革推進部の広川秀美主事>
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特別賞は『リチウムイオン電池 100%リサイクル緩衝材採用と収納効率最大化取り組み』 。これは、顧客の東芝、部材調達先の積水化成品工業と協働し、輸出用リチウムイオン電池の包装の見直しを行った。その結果、従来のバージンプラスチック発泡緩衝材から、欧米の包装廃棄物規制(特定有害物質の不含有)にも適合した100%リサイクル材(発泡スチロール)への転換を実現した。また、同時に収納効率も上げることで20ft海上コンテナへの積載数を25%増、輸送CO2を 20%削減し、環境負荷低減にも貢献した。

<右からSBS東芝ロジスティクスの和田達也ロジスティクス改革担当グループ長、日本物流団体連合会 池田会長>
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もう一つの特別賞は『複数拠点からの遠距離輸送プロセスの改善による輸送 CO2 の削減』。京浜地区及びその周辺地区から北海道へ輸送する工程において、海上輸送と鉄道輸送を一本化し、積載効率を上げることにより、輸送に関わる排出CO2削減、ならびにドライバー負担軽減を実現した。

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