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SGムービング/解体工事で発生する建築資材の再資源化へ

2023年07月10日/3PL・物流企業

SGムービングは7月10日、建新と横浜市において廃棄物のリサイクル事業を展開するグーンが開始した「環境活動に係るパートナーシップ」において、CO2排出量の可視化と資源循環の促進に貢献するため、廃棄物一元管理システム「SG-ECOPE」の提供を開始したと発表した。

<建築資材の再資源化のフロー>
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廃棄物の処理プロセス全体を管理するプラットフォーム「SG-ECOPE」は、これまで主に製造業において不要となった容器や製造過程で排出された産業廃棄物の管理に使用されていた。建築資材の再資源化において活用されるのは建設業界では初めてとなる。

建新は、住宅などの解体工事をARTICALに委託している。これまで、ARTICAL が行う解体工事によって発生した木材・プラスチックなどの建築資材は廃棄されていたが、「環境活動に係るパートナーシップ」の締結により、グーンの鳥浜工場において再資源化の処理が行われることとなった。複数の事業者が関わることによって、資材の量やそれらの処理によって発生した廃棄物の管理が煩雑になるが、「SG-ECOPE」の導入によって、処理プロセス全体を一元管理することが可能となる。

なお、「SG-ECOPE」とは、廃棄物の処理プロセス全体を管理するプラットフォームとして開発されたDXシステムで、2022年7月に販売を開始している。収集運搬業者の選定を始め契約書管理、発注、トレース、マニフェスト交付など、排出企業の廃棄業務全般を一元管理できるほか、品目・事業場毎の排出実績を分析する機能を備えており、コンプライアンスの強化に加え、実務担当者の業務の省力化、最適化に大きく寄与している。

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