郵船ロジスティクスは8月2日、日・ASEAN 食産業人材育成官民共同プロジェクトの一環として、ベトナム国立農業大学で学生を対象に開催されたフードバリューチェーンセミナーにおいて、「ロジスティクスとサプライチェーン」をテーマに講義を行ったと発表した。
同社は2018年から同プロジェクトの「寄附講座」部門への講師派遣を実施し、2022年5月には主催者の ASEAN 事務局から感謝状を授与されている。新型コロナウイルスの影響でオンライン講義が続いていたが、今回は2020年2月に行ったインドネシアでのセミナー以来、3年ぶりの対面講義となる。
講師を務めたのは、Strategic Business Development Group, Food&Retail Teamの鶴巻氏と、同社SCSアドバイザーの魚住氏。
オンラインでの受講と合わせて200名を超える学生と教職員向けに、国際輸送の現状、鮮度保持輸送技術および食品・農水産物のサプライチェーンについて120分間の講義を行った。
また、た世界初のコールドチェーン物流サービス規格である「JSA-S1004:2020」を取得する意義や、普及に向けた取り組みの重要性についても説明し、講義は盛況のうちに終了した。「JSA-S1004:2020」は、「日 ASEAN コールドチェーン物流ガイドライン」をベースに作成された日本の民間規格。