石渡運輸は8月2日、参加型エリアサイト「みんなの場」に参加し、物流の2024年問題解決に寄与する「バケツリレー物流プロジェクト」に参加する。「みんなの場」は、CUUSOO SYSTEMが運営する共創プラットフォームで、会員企業が自社マッチングフォームを開設できる機能を持つ。中継地域となる物流会社のコミュニケーションをデジタル化し、小規模の運送会社をつなぐことで中継輸送を円滑に行える仕組みづくりを実現する。
＜2024年問題解決にも寄与＞
今回、同プロジェクトは茨城県からスタート。石渡運輸は同県で初めての参加企業となり、中継地点となるスペースの貸し出しや、同県南部の物流会社のマッチング支援を行う。
従来、1人のドライバーが目的地まで輸送して荷卸し、新たな荷物を積んで出発地に戻るというものだったが、バケツリレー物流では、輸送されたコンテナを集約する中継拠点を設置することで、ドライバーの労働時間や拘束時間を短縮し、日帰りでの勤務を可能にする。
＜従来の輸送方式＞
＜中継輸送の方式 出典：国交省＞
また、トラックの移動距離が短くなるため、燃料費やドライバーの労務費用などの運送コスト削減も期待できる。効率的なルート設計により、トラックの台数や運行時間を最適化することも可能だ。
今後、同プロジェクトでは、共創プラットフォーム「みんなの場」を通して参加企業の募集や情報発信を行っていく。登録は無料。さらに今後、CUUSOO SYSTEMは、全国各地で同プロジェクトを拡大していく予定だ。
■共創プラットフォーム「みんなの場」
https://minnanoba.cuusoo.com/
