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メディパルHD/医薬品輸送モーダルシフトで物流環境大賞特別賞

2023年08月16日/3PL・物流企業

メディパルホールディングス(HD)は8月16日、同社の連結対象の完全子会社であるメディセオが、日本石油輸送、日本貨物鉄道、日本フレートライナー、との4社共同プロジェクトにおいて物流センター間の医薬品輸送のモーダルシフトに取り組んでおり、同取り組みが日本物流団体連合会主催の第24回物流環境大賞「特別賞」を受賞したと発表した。

<医薬品輸送のモーダルシフトで受賞>
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メディセオは、2021年1月から首都圏-東北間の、また、2023年2月には新たに首都圏-関西間の基幹物流においてモーダルシフトを実施した。医薬品の輸送において重要となる厳格な温度管理が可能な専用コンテナの調達、列車へのコンテナ積み替えなどを含む流通工程において、上記4社がそれぞれ所有する技術・ノウハウを活用している。

同取り組みにより、同社の高機能物流センターである埼玉ALC(埼玉県三郷市)から西日本物流センター(兵庫県加東市)への医薬品輸送において、従来の大型トラックによる陸送では年間約174トンの温室効果ガスを排出していたが、その約70%にあたる約122トンの温室効果ガス排出量削減が見込まれる。

また、埼玉県から兵庫県への陸送は長時間乗務となるため、従来はドライバー2名体制やリレー乗務体制が必要だったが、ドライバーの労働環境改善と、物流コスト削減につながるなどの効果があった。

同社は今後、関東から北海道、中部、中国、九州方面の物流センターへの医薬品幹線輸送についても、モーダルシフトの実施を検討している。

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