ラピュタロボティクスは8月30日、自動倉庫「ラピュタASRS」の発売を開始したと発表した。
ラピュタASRS(Automated storage and retrieval system:自動倉庫)では、ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」等で実績を構築してきたマルチロボット協調アルゴリズムによって300台以上のロボットの動きを同時に制御。ロボットが枠組内を縦横無尽に走行し、回収したビン(保管箱)をピッキングステーションに順次届ける。
従来のベルトコンベア型の自動倉庫では、ビンが1つずつピッキングステーションに運ばれるためピッキング間に待ち時間が発生していたが、ラピュタASRSでは、作業者の周りに複数のビンが配置されてマルチオーダーピッキングが可能になり、待ち時間なく作業を続けることができる。
ロボットは全高80mmの薄型で、スペースを最大限に活用することが可能。充電が必要になると充電スポットへ移動し、ロボットアームが自動でバッテリーを交換する。
枠組にはシンプルかつ軽量な部材を使用しており、ブロック工法で自由な組み上げが可能なため、設置の手間や時間、初期費用を抑えて自動倉庫を導入できる。
あらゆる倉庫の形や大きさに対応が可能で、小スペースから導入し、需要に合わせて拡張が可能。生産性と保管効率のバランスを自由に変えることもできる。
<ラピュタASRS紹介動画>