ラサール不動産投資顧問は9月20日、同社が組成した特定目的会社を通じ、東京都江東区で「(仮称)東京東雲物流センター」の起工式を同日に実施したと発表した。
地上4階建て延床面積1万3885m2の施設で、着工は2023年10月1日、竣工は2024年11月を予定。竣工後は、テナント企業の本社機能を備えた専用施設として稼働することが決定している。
計画地は、東京湾岸エリアに位置し、首都圏中心部への配送に適しているほか、首都高速道路湾岸線「有明」ICまで2kmに位置し、高速道路網を利用した関東全域への配送にも適しており、羽田空港、東京港、横浜港を経由した空と海のアクセスにも優れている。また、東京臨海高速鉄道りんかい線「東雲」駅から徒歩5分かつ、周辺には広大な居住エリアを擁しており、通勤利便性や雇用確保の点でも優位性の高い立地にある。
建物は地上4階建てのボックス型で、1階には両面トラックバースを備え、倉庫の梁下有効高は5.5m以上を確保する。施設内では、環境に配慮したLED照明や節水型衛生器具の設置を計画している。
ラサール不動産投資顧問では、今後も都市型物流施設への投資に注目していく方針。物流需要が多様化する中、ボックス型倉庫に高度なスタジオ機能や本社機能を付与する同施設のように、付加価値の高い物流施設開発を進め、持続可能な社会・産業基盤づくりに寄与していくとしている。
■「(仮称)東京東雲物流センター」物件概要
所在地:東京都江東区東雲2-7-46、7-61(地名地番)
敷地面積:6217.17m2
延床面積:1万3885.32m2
構造:鉄骨造、地上4階建
用途:BTS型物流施設
着工:2023年10月1日
竣工:2024年11月30日(予定)
設計・監理:サンエス建設
施工:サンエス建設・八生建設共同事業体
施主:東雲プロパティー特定目的会社
ラサール不動産/都心まで約1時間、西多摩に16万m2のマルチ型施設竣工