ロジスティードは10月16日、業務効率化とコンプライアンス強化をサポートする輸送業務支援ソリューション「SSCV-Smart」で、パートナー企業との協創による新サービスの提供を開始したと発表した。
このたび、ドライバーのモバイル端末へ運行管理者が運行指示を送るSSCV-Smartの機能と、ジオテクノロジーズが提供する「スグロジ」の「トラック対応ナビ」「集荷配送先カルテ」「動態管理」の3つの機能を連携させて利用することが可能になった。
「トラック対応ナビ」では、SSCV-Smart内の「積地卸地情報」と連携し、住所入力不要でナビを開始。車高・車幅・重量等の大型車交通規制を考慮した輸送ルートを案内し、トラックが駐車可能なコンビニ等もワンタップで検索できるなど、ドライバーの安全運行をサポートする。
「集荷配送先カルテ」では、集荷配送先の住所などの基本情報や、搬入口、納品ルールといった追加情報など、運行管理者からの伝達事項を全て集約し、手書きの資料も添付することができる。また、道路工事等の最新情報をドライバー自身が投稿することも可能で、ドライバー同士の情報交換による輸送の効率化が図れる。
「動態管理」では、ドライバーの位置を地図上に表示させ、走行状態をパソコン画面で確認することができる。管理者は全員の動向をリアルタイムに把握することで、効率的な業務指示を行うことができる。
SSCV-Smartでは、持続可能な物流をめざし、ドライバー不足や労働環境の整備、煩雑な帳票類の管理といった輸送事業者が抱える課題を解決するため、従来アナログの対応が中心であった見積・受発注管理、配車・運行管理、請求管理等をデジタル化するサービスを提供している。
これまで、さまざまなパートナー企業との協創によって、機能拡張や利便性向上を実現し、利用価値を高めてきたが、今回、ジオテクノロジーズが提供する「スグロジ」との連携により、管理者とドライバー双方の業務効率化を支援する機能を強化した。
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