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アイオイ・システム/プロジェクターでピッキングを最大効率化

2023年10月17日/IT・機器

アイオイ・システムは10月17日、映像投影によるピッキング・仕分け作業支援システム「プロジェクションピッキングシステム」(PPS)向けのAIOIプロジェクター(PP0207)を10月18日により受注を開始すると発表した。

<投影エリア比較>
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PPSは、同社の既存製品であるデジタルピッキングシステムでは対応できない小物棚などに設置でき、ポカミス防止(ポカヨケ)に対応できる製品の開発を目指す中で、同社が30年間蓄積してきたピッキング支援システムのノウハウにプロジェクションマッピングの技術を組み合わせることで、2016年に世界初業界初で製品化した。PPSにより画像、動画、音声等表現の幅が広がるため、ピッキング・仕分け作業者に向けて、理解しやすい作業指示や進捗状況を映し出すことができる。センサーや画像認識技術を組み合わせポカヨケ機能を搭載しており、食品、アパレル、医薬品、部材など業種、業界問わず活用されている。

また、PPSはロボット(AGVやAMR)・自動倉庫など、払い出し以降の作業の効率化が可能で、作業精度が向上、省人化に貢献できるものとしている。

既存のプロジェクターと比較した場合、物流現場に最適なAGV棚2本分、中量棚2台分の最大170インチの投影が可能で、超短焦点のため作業者が影になりにくい特長を持っている。物流倉庫や工場内の広範囲エリアでのピッキング・仕分け作業を効率化でき、1台でより多くの品目を取り扱うことが可能となる。PPSは商品ロケーションを自由にレイアウトできる上、センサーや画像認識によるポカヨケ機能を搭載している為、製造業・物流業におけるピッキング・仕分け作業の活用シーンが広がる。

PP0207を活用した主なソリューションとして、AGV用ステーション×PPS 省人化ソリューションがある。AGV用棚投影において、AGV棚2本全域カバーが可能、従来では難しかったエリア(棚の最下段)まで作業指示投影ができる。AGVステーションにはPPSによるポカヨケ機能を搭載しているため、作業精度が向上する。またSAS(シャッターアソートシステム)と連動させることで、ピッキング後の仕分け作業とも連動でき、限りなく作業ミスを0に近づけることが可能だ。

<AGV投影イメージ>
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また、広めの作業ラック×PPSでは、間口1800mmの中量ラック2本分の広い投影範囲を持ち、従来PPSでは2システム必要だったものが1システムでカバーできる。センサー技術によるポカヨケ機能も搭載している。また0℃環境下で使用可能なため、食品配送センターなどの現場にも最適。

<ワイド投影(中量棚)イメージ>
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■PP0207の特長
大画面投影 170インチ (横3.6m x 縦2.3m) ※同社推奨150インチ
AGV棚投影 横1.3m x 縦2.2m
軽量モデル(5.6kg)で設置場所の自由度が高い
0℃環境下でも使⽤可能 (0 – 40℃)
長寿命 3万時間(※エコモードの場合) ※従来モデルは2万時間
超高解像度WUXGA 1920 x 1200
高輝度 4500lumen
コストダウンを実現

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