エニキャリは10月19日、みずほキャピタルを引受先とした第三者割当増資と、日本政策金融公庫からの融資による資金調達を同月17日に実施したと発表した。調達金額は開示していない。
エニキャリは、即時配送・ラストマイル物流に特化した物流ソリューション事業を展開しており、今後、同事業のラストマイル物流DX・物流GX事業をさらに発展させ、福岡を中心とする九州全域や京都をはじめ、対応エリアを拡大する。
また、システム面では、自社配送リソースに加え幅広いパートナー企業の配送リソースを融合させた独自のフィジカルインターネットプラットフォームの開発を強化する。
エニキャリへの出資について、みずほキャピタルは、「マクドナルドをはじめとした大手事業者に導入されている実績や、物流マニアとでも言うべき小嵜社長を中心として経営チームが物流業界やシステム開発に深い知見を持っていることを高く評価した。同社が提供するフィジカルインターネット実現のためのプラットフォームや自転車配送のソリューションは、物流2024年問題解決に大いに資するものだと思っている」とコメントしている。