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昭和産業/物流効率化へ35億投資、神戸工場内倉庫を更新、新設

2023年10月23日/物流施設

昭和産業は10月23日、物流機能の改善、効率化に向けて、神戸工場内の製粉立体自動倉庫を更新し、新設することを発表した。設備投資金額は35億円、2026年2月の完成、稼働開始を予定。

現在、物流業界では労働力不足が顕在化しており、さらにドライバーの労働時間に上限が課せられるなどの「2024年問題」、またモーダルシフト、輸送拠点の集約など CO2排出量を削減していく「グリーン物流」への対応が求められている。

これらの課題に対応すべく、新しい立体自動倉庫では製造から保管、ピッキング、出荷までをコンピューターで一元管理を行い、現在は人手を要している作業を自動化・省人化し、積込み時間・待機時間短縮を図り、物流機能の改善、効率化を図る。

同社は「ホワイト物流」推進運動に賛同し、自主行動宣言では「荷主側の施設面の改善」として倉庫のレイアウト変更等を掲げている。今回の自動倉庫の更新はその施策の一つとなる。同社は、今後も持続可能な物流の実現に向け、環境負荷低減、物流最適化の推進に努めていくとしている。

昭和産業グループは90周年を迎える 2025年度に向けた長期ビジョン「SHOWA Next Stage for 2025」の実現に向けて、現在 「中期経営計画 23-25」に取り組んでおり、基本戦略の一つとして「基盤事業の強化」を掲げている。

<完成予想図>
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■新倉庫の概要
所在地:昭和産業 神戸工場内(神戸市東灘区御影浜町5番地)
延床面積:3900m2(倉庫、出荷場等)
投資総額:35億円
保管品目:小麦粉製品(パレット積み紙袋品)
立体自動倉庫:収容力190千袋(4750トン)
稼働:2026年2月

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