佐川グローバルロジスティクスは11月16日、千葉県船橋市で運営する冷凍冷蔵倉庫「Cold Logi船橋」について、同月1日付で横浜税関から保税蔵置場の許可を取得したと発表した。
保税蔵置場の対象区画は、同施設1階の1790.94m2と3階の1590.78m2の合計3381.72m2。許可の取得により、同区画での外国貨物(外国から到着した輸入手続き未済の貨物等)の取り扱いが可能になった。
蔵置期間中の外国貨物には関税や消費税が課されないため、その税負担が不要となり、物流コストの削減につながる。
また、外国貨物の状態で輸出入品の点検、改装、仕分け、手入れや値札付などの作業を行うことが可能。蔵置場で通関から出荷準備まで一貫して行うことで、輸送コスト、流通時間の削減にも貢献することができる。
同社は、「Cold Logi船橋」の保税蔵置場によって、生鮮品や冷凍食品など温度管理が必要な商材を輸出入する顧客に対して、リードタイムの短縮やコストの削減など、より効率的な物流サービスを提供していくとしている。
■「Cold Logi船橋」概要
所在地:千葉県船橋市栄町2-2-13、2-15、2-174、2-205
契約面積:6947m2(2105坪)
アクセス:東関東自動車道「千鳥町IC」5km、京葉道路「船橋IC」2.3km
開設:2023年7月