セイノーホールディングス（HD）は12月12日、インドネシア・サリムグループとの合弁会社のPTセイノーインドモービルロジスティクスサービス（SIL）で展開しているプロドライバーの育成状況について発表した。
インドネシアでは、営業用トラックの運転免許の取得には「実技」と「筆記」の試験に合格する必要があるが、日本のような教習制度がない。特に練習機会が少ない「実技」の試験に合格することが難しく、有資格者の採用についても難しい状況となっていた。
＜インドネシアでプロドライバーを育成＞
そこで、SILでは西濃自動車学校の全面協力のもと、現地警察と現地スタッフによる教育プログラムを策定。インドネシアで実輸送を行っているSILの従業員へ向けた免許取得サポートを行っている。
SILは2020年以降、カラワン自動車教習所 （西ジャワ州）、グレシック自動車教習所 （東ジャワ州）を開設し、インドネシア人の従業員約5500名が受講し、SILの有資格ドライバーとして貨物輸送サービスを展開。現在、3か所目となるバウェン自動車教習所 （中部ジャワ州・）の開設についても計画中だ。
